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[2006/03/31]
 医師国家試験の合格率は90%

<医師国試の合格率は90%〜3年ぶりに9割を超え>
厚生労働省が3月29日に発表した第100回医師国家試験の合格者発表によると、受験者数は8602人で、そのうち合格者数は7742人だったことが分かった。合格率は90%で、昨年から0.9ポイント上昇した。合格率が90%を超えるのは3年ぶり。

<看護師国試の合格率は88.3%〜厚労省が発表>
厚生労働省が3月28日に発表した看護師・保健師・助産師の各国家試験の結果によると、看護師国試の合格率は88.3%だったことが分かった。保健師国試の合格率は78.7%、助産師国試は98.1%だった。受験者数と合格者数は、看護師国試4万8914人・4万3211人、保健師国試1万395人・8182人、助産師国試1600人・1570人。試験は今年2月に実施した。



[2006/03/30]
 自治体病院の再編加速

<自治体病院の再編加速、5年で300施設減・民間移管進む>
都道府県や市町村が運営する自治体病院の再編が加速している。この5年で約300の施設が減った。地方も財政健全化に向け不採算事業から撤退を始めたためで、近隣病院への吸収や民間への営業譲渡で統廃合を進めている。一部では総合的な医療施設の空白地域が出てきたことから、厚生労働省は一定の条件を満たす民間医療法人を中核病院として育てる考えで、法人税減税の検討に入った。医療分野でも官業のリストラが進み、官から民へと動き出した。
厚労省によると、全国の自治体が運営する医療機関は昨年12月末時点で5037施設。2000年末に比べて289施設、5.4%減ったことが分かった。高度医療を担う病院が13、過疎地対策などで医療を確保する診療所が276減った。入院ベッド数でみると、この5年で約5100床、2%分が減った。5年前までは自治体病院はほとんど減ることはなかった。

<終末期医療の停止条件「早めに結論を」川崎厚労相>                      富山県の射水(いみず)市民病院で末期の患者7人が人工呼吸器を外され死亡した事件に関連し、川崎厚生労働相は28日の閣議後の記者会見で、同省の研究班が延命治療停止の条件などを議論していることに触れ、「来年いっぱい議論するというのは時間的にかけすぎだ」と述べ、終末期医療のあり方について検討を急ぐよう指示したことを明らかにした。
また、同日午前の参院厚生労働委員会で「医師1人の判断であってはならない。患者の意思というものをどういう形できちっとさせるかだ」と指摘。「法律か、ガイドラインでいいのかも含め、早めに結論を出してもらいたい」と述べた。



[2006/03/28]
 ニチイ学館、高齢者賃貸住宅の介護サービスを受託

<ニチイ学館、高齢者賃貸住宅の介護サービスを受託>
ニチイ学館は4月から介護付き高齢者専用賃貸住宅の介護サービス受託事業に参入する。4月に介護保険制度が改正され、デベロッパーなどの事業者が介護サービスを外部委託できるようになるため。同社は介護職員を派遣して入居者の排せつ介助などを担う。高齢者専用賃貸住宅は今後、高齢者の増加に伴って需要の増加が見込まれている。介護ノウハウはないが高齢者向け事業に進出したい事業者のニーズに応える。
同社は高齢者専用賃貸住宅を整備した地主やデベロッパーなどから2006年度に10カ所程度の受託を目指す。全国展開している既存の訪問介護事業所から介護職員を訪問させるなどして介護サービスを提供する。排せつや入浴の介助、食事の用意などを行う。

(日経産業新聞より)

<解釈通知に現場反発「訪問看護」でのリハビリ>                          訪問看護ステーションからの理学療法士などが行う訪問を看護師の半分以下にする・・。3月初旬に厚生労働省が新しい報酬の解釈を示したことで、現場は混乱している。もし、額面どおりに運用されれば、株式会社などの訪問看護ステーションを直撃する。セラピストの訪問は、別の制度である「訪問リハ」で行うのが筋とするのが厚生労働省の考えだが、現実には「訪問看護」を使うケースが二倍以上多い。22日になって「6カ月程度は猶予」「やむを得ない場合は、自治体の判断」とする見解を示したが、基本路線は変わっていない。なんでこうなるの。
介護保険の「訪問看護」は、看護職の訪問のほか、PT、OT、STのリハビリ職の訪問も保険で算定できる。厚生労働省が3月3日に示した新報酬の解釈通知案では、「理学療法士等の訪問が保健師又は看護師による訪問の回数を上回るような設定がなされることは適切ではない」とし、実質的な回数制限を宣言した。
リハ職による訪問看護はあくまで補助的な位置付けとの見解で、リハビリを訪問で行うなら別の制度である「訪問リハ」を使うのが筋という考え方だ。

(シルバー新報より)



[2006/03/24]
 備蓄タミフル、5年で無駄

<備蓄タミフル、5年で無駄・新型インフルに使途限定>
新型インフルエンザの流行に備え、国や都道府県が備蓄を進めている治療薬「タミフル」が、5年後に無駄になる可能性が出てきた。国と製薬会社の取り決めで、備蓄用は新型発生時だけに使い、普通のインフルエンザ治療には使わない「使用制限」が付いているからだ。5年の使用期限内に新型が流行しなければ、少なくとも国の備蓄分(約220億円相当)はすべて廃棄される見込み。一方、自治体の中には少しでも無駄にならないよう、備蓄に工夫する動きもある。
使用制限は、製造元の製薬会社ロシュ(スイス)が、タミフルの備蓄を進める先進国に安価で販売する条件にしている。日本では、タミフルは通常のインフルエンザ治療にも使われており、1錠当たり約363円で流通しているが、備蓄用は6割以下の1.5ユーロ(約211円)と安い。
国は、07年度末までに都道府県と国で計2100万人分のタミフルを行政備蓄する計画だが、国の備蓄分の1050万人分はすべて、通常より安い備蓄用価格で購入する予定。1人分を1日2錠(5日分)で計算すると、総額約220億円になる見込みだ。
厚生労働省は昨年、備蓄が無駄にならないようメーカー側と交渉したが、他の先進国も同じ条件で購入しているとして使用制限をのまざるを得なかった。他国の場合は、通常のインフルエンザ治療にタミフルを使うケースがもともと少ないとされ、日本の販売元である中外製薬は「安い備蓄用を一般のインフルエンザ治療に使われると市場が混乱し、問題がある」と、使用制限の理由を説明する。
厚労省の担当者は「国の備蓄分についてはすべて使用制限のついた備蓄用価格で購入する予定で、新型が流行しなければ『無駄遣い』と言われるかも知れないが、危機管理のためにはある程度のリスクは仕方ない」と話す。
こうした中、割高でも、自由に使える流通価格のタミフルを確保する自治体も出てきた。
宮崎県は2月補正予算案に、約1万3千人分のタミフルを確保する経費など計5400万円を盛り込んだが、卸業者から流通価格で購入するため、使わなければ卸業者に売却して市場に戻すことができる。同県の担当者は「すぐに新型が発生するかも知れず、不測の事態に対応できるタミフルが必要だが、すべてを無駄にするのも惜しい」と話す。
東京都は、割り当て100万8000人分のうち2万人分を流通価格で購入する計画で、都の担当者は「1年ごとに市場放出し新しい製品を補充する。この分については無駄にならない」という。
5000人分を流通価格で先買いする宮城県も「財政的に厳しいが、制限に縛られず柔軟に使えるメリットがある」としている。

(朝日新聞より)

<介護保険料、4090円に・65歳以上24パーセント引き上げ>
厚生労働省は23日、2006年度の介護保険料改定に伴い、4月から3年間適用される65歳以上の保険料が全国平均で、月額4090円となる見通しを介護保険事業運営懇談会に示した。改定前の3293円より24%アップの大幅引き上げとなる。
高齢化や介護事業者による需要の掘り起こしで、介護サービスの利用が増加、総費用が制度開始時の2000年度に比べ、06年度(予算ベース)は約2倍の7兆1000億円に増え、その後も増加が見込まれるため。上げ幅は前回03年度改定時の13%増を上回った。
高齢者がより高齢化することで、今後も介護サービス需要が増えるのは確実なため、次回改定の09年度以降も引き上げが続く見通し。



[2006/03/22]
 看護師40人、一斉退職(大阪)

<看護師40人、一斉退職 大阪第二警察病院>
大阪府警察協会が運営する「大阪第二警察病院」(茨木市)で、看護師93人のうち40人が3月末、一斉に退職することがわかった。同病院の一般病床が4月から縮小され、高齢者中心の医療施設へ衣替えすることで、医療行為に直接携わる機会が減るのが敬遠されたらしい。このままでは看護師の数が医療法などの基準を下回りかねず、病院側は急きょ大量募集を始めた。
病院側によると、現在233床の一般病床があるが、地域の高齢者医療に対応するために現病棟の一部を改装し、4月からは回復期リハビリテーション病床100床、療養病床35床を設ける。この影響で一般病床は145床になる。
昨年末ごろから看護師から退職の申し出が相次ぎ、全看護師の4割強に及んだ。病院側が退職理由を聞いたところ、「介助的な仕事が増える療養病床などではなく、一般病床で医療行為の方に携わりたい」などと答えたという。
病院側によると、新施設のベッドが満床になった場合、91人以上の看護師が必要。今月に入って求人広告を出したが、補充できたのは約20人で、4月1日時点での総数は約70人にとどまるという。このまま補充ができなければ、一般病床の稼働を半数にとどめるという。
墨谷勝・同病院事務局長は「2年ほど前から看護師には新施設について説明してきたつもりだったが残念。募集を他府県にも広げ、看護師を早く集めたい」と話している。

(朝日新聞より)

<基本検診では腹囲やBMIを測定〜生活習慣病検診>
厚労省は、標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会健診分科会に対し、生活習慣病予防健診の「基本的な健診」では、腹囲やBMI、血糖、脂質、血圧などを測定してはどうかとする考えを示した。「詳細な健診」では心電図や眼底検査などの実施を提案した。



[2006/03/17]
 運動器リハ料の対象患者と施設基準告示・通知

<運動器リハビリテーション料の対象疾患と施設基準告示・通知事項>
06年度診療報酬点数の告示、通知事項が発表された。運動器リハビリテーション料の対象疾患と施設基準については以下のとおり。
※なお、届出に関する事項の様式については、現時点で明らかになっていない。

<運動器リハビリテーション料の対象疾患>
以下のいずれかに該当し、医師が個別に運動器リハビリテーションが必要であると認められる患者が対象となる。
ア 急性発症した運動器疾患又はその手術後の患者とは、上・下肢の複合損傷(骨、筋・腱・靭帯、神経、血管のうち3種類以上の複合損傷)、脊椎損傷による四肢麻痺(1肢以上)、体幹・上・下肢の外傷・骨折、切断・離断(義肢)、運動器の悪性腫瘍等ものをいう。
イ 慢性の運動器疾患により、一定程度以上の運動機能の低下及び日常生活能力の低下を来している患者とは、関節の変性疾患、関節の炎症性疾患、熱傷瘢痕による関節拘縮、運動器不安定症等のものをいう。

<運動器リハビリテーション料の施設基準等>

■運動器リハビリテーション料(1) 1単位180点

施設基準

(1)運動器リハビリテーションの経験を有する専任の常勤医師が1名以上勤務していること。なお、運動器リハビリテーションの経験を有する医師とは、運動器リハビリテーションの経験を3年以上有する医師又は適切な運動器リハビリテーションに係る研修を修了した医師であることが望ましい。
(2)次の[1]から[3]までのいずれかを満たしていること。

[1]専従の常勤理学療法士が2名以上勤務していること。ただし、回復期リハビリテーション病棟における常勤理学療法士との兼任ではないこと。
[2]専従の常勤作業療法士が2名以上勤務すること。ただし、回復期リハビリテーション病棟における常勤作業療法士との兼任ではないこと。
[3]常勤理学療法士及び作業療法士を併せて2名以上専従の常勤職員として配置すること。ただし、回復期リハビリテーション病棟における常勤理学療法士又は作業療法士との兼任はできないこと。

なお、当分の間、適切な運動器リハビリテーションに係る研修を終了したあん摩マッサージ指圧師等が、専従の常勤職員として勤務している場合であって、運動器リハビリテーションの経験を有する医師の監督下に当該療法を実施する体制が確保されている場合に限り、理学療法士が勤務しているとみなす。ただし、当該あん摩マッサージ指圧師等が実施した場合は運動器リハビリテーション料(2)の所定点数(80点)を算定する。
(3)治療・訓練を十分実施し得る専用の施設(少なくとも、病院については100平方メートル以上、診療所については45平方メートル以上)を有していること。
(4)治療・訓練を行うための以下の器具等を設置していること。
各種測定用器具(角度計、握力計等)、血圧計、平行棒、姿勢矯正用鏡、各種車椅子、各種歩行補助具等
(5)リハビリテーションに関する記録(医師の指示、実施時間、訓練内容、担当者等)は患者ごとに同一ファイルとして保管され、常に医療従事者により閲覧が可能であるようにすること。
(6)定期的に担当の多職種が参加するカンファレンスが開催されていること。

■運動器リハビリテーション料(2)  1単位80点

施設基準

(1)専任の常勤医師が1名以上勤務すること。
(2)理学療法士又は作業療法士がいずれか1名以上専従の常勤職員として勤務すること。ただし、回復期リハビリテーション病棟における常勤従事者との兼任はできないこと。
(3)治療・訓練を十分実施し得る専用の施設(少なくとも、45平方メートル以上)を有していること。
(4)治療・訓練を行うための以下の器具等を設置していること。
歩行補助具、訓練マット、治療台、バーベル、各種測定用器具等
(5)リハビリテーションに関する記録(医師の指示、実施時間、訓練内容、担当者等)は患者ごとに同一ファイルとして保管され、常に医療従事者により閲覧が可能であるようにすること。
(6)定期的に担当の多職種が参加するカンファレンスが開催されていること。

<18平方メートル以上、トイレ付きが介護保険の対象に>                     厚生労働省は13日、新たに介護保険の特定施設の対象とする「高齢者専用賃貸住宅」の要件を明らかにした。グループホーム的なつくりの場合は18平方メートル以上、洗面トイレ付きが最低要件となる。有料老人ホームでは4月施行の改正老人福祉法で義務付ける一時金の保全については、名称を問わず全ての費用を対象とする方針だ。特定施設入所者生活介護は、「外部サービス利用型」が追加され、対象に養護ホームも追加される。今回の見直しで拡充するとされた「居住系施設」だが、内容や体系は非常に複雑だ。
高齢者専用賃貸住宅は、高齢者居住法による登録住宅の一つ。情報提供が目的の制度で、最も大きな要件は賃貸契約であること。登録をした場合は、有料老人ホームの届出をしなくても、特定施設の対象とする方針が示されており、どこまでが介護保険の特定施設の対象になるかが注目されていた。

(シルバー新報より)



[2006/03/14]
 介護報酬請求の不正・ミス80億円

<介護報酬請求の不正・ミス、3割増の80億円>
不正やミスによって介護報酬を請求した介護サービス提供事業所に対し、市町村が2004年度に返還を求めた額は、不正請求の罰金(40%加算)を含め、全国で計80億7800万円に上ったことが、厚生労働省のまとめで13日わかった。
03年度(62億4500万円)の1・3倍で、統計を取り始めた02年度以来、最高額となった。
同省によると、不正やミスの増加は、高齢化により要介護高齢者が増え、介護事業所数も年々増加しているため。不正やミスによる請求を行った事業所数も、03度の2986か所から4197か所へと1・4倍に増えた。ミスでは、人員不足による報酬の減算を忘れる例が多いという。
サービスの種類別の金額は、加算を含め、老人保健施設が25億円、訪問介護事業所が11億9700万円、特別養護老人ホームが11億5300万円、居宅介護支援事業所が9億8500万円などとなっている。
これとは別に、昨年4月から12月までに指定を取り消された事業所は、全国で49か所に上ることも判明した。

<4疾患別リハ回数以上は自費で算定可>                             厚生労働省は選定療養のうち、回数を超えて受けた診療のうち、患者の自己負担で実施できるリハビリテーションに4月から診療報酬で規定される心大血管疾患リハビリテーション料など4疾患ごとのリハビリテーションと精神科専門療法の精神科ショート・ケアを加え13日、告示した。

<介護予防1割が延期、専門職や事業者が不足>                         厚生労働省は13日、市町村や広域連合など介護保険を運営している保険者の1割が、今年4月から始まる筋力向上トレーニングなど新たな介護予防事業を2007年4月以降に延期するとの見通しを明らかにした。
同省は、新介護予防の中核となる地域包括支援センターの設置が社会福祉士などの専門職を確保できずに間に合わないことや、介護予防事業者の不足などが要因とみている。事業開始の延期が認められているのは07年度末までで、それまでにセンター設置などを進めなければならない。
厚労省は今年1月末、すべての保険者(05年4月現在で2140)の準備状況について、都道府県を通じて調査。地域別では、東京都が島しょ部以外は今年4月実施を予定しているのに対し、北海道では3割近くが延期を予定している、という。

<療養通所介護推進ネットワーク準備会が発足>
4月の介護報酬改定で「療養通所介護」が創設されたことを受け、先駆的に取り組んでいた事業者らが10日、ネットワークを構築することを目的に「療養通所介護推進ネットワーク設立準備会」を立ち上げた。世話人代表には当間麻子(医療法人偕行会在宅医療事業部)氏が就いた。




[2006/03/10]
 在宅療養診療所は同一法人でもOK

<在宅療養支援診療所は同一法人でもOK>
2006年度診療報酬改定の目玉のひとつとして新設される在宅療養支援診療所の連携先の医療機関は同一法人、特別の関係にある医療機関でも認められることになりそうだ。在宅療養支援診療所は、24時間欄楽を受ける保険医、看護職員をあらかじめ決め、患者などに提供するとともに、24時間往診可能な体制を整えておくことが求められる。患者からの要望により往診をした場合など、その他の診療所などに比べて高い点数などが算定できる。

<入所者に虐待?グループホームの指定取り消しを検討>
札幌市の認知症対応型グループホーム(共同生活介護事業所)「グループホームいちわ」(畑中妙子施設長)が、入所者を廊下で壁に向かって座らせたり食事を減らしたりする「虐待」をしていた疑いが強まり、北海道は10日、同ホームの居宅サービス事業者の指定取り消し処分に向けた作業に入った。
厚生労働省によると、グループホームが都道府県から「虐待」を主な理由に指定を取り消された例はないという。
畑中施設長は「虐待など、とんでもない。指摘されていることには正当な理由があるので、道に説明したい」と否定しているが、道は介護日誌を入手して不適切な介護状況を把握しており、15日に施設代表者から言い分を聞く聴聞を行う。
同ホームは同市手稲区の有限会社「いちわ薬品」が運営している。(定員18人)
関係者によると、介護日誌には、昨年2月から3月にかけて廊下に座らせたり、今年1月には体調不良でないのに入浴させなかったりしたことを裏付ける記録がある。「スタッフが入所者の襟首をつかんで引きずり回した」との証言もある。
道は昨年以降、3回の実地指導を重ね、改善を指導したが、いちわ側は「改善した」などと虚偽の報告もしていたため、道は今年1月に特別検査、2月には行政処分を前提に行う「監査」に踏み切っていた。

(読売新聞より)



[2006/03/09]
 認知症も精神病床で

<認知症も精神病床で・診療報酬手厚く>
厚生労働省は、4月の診療報酬改定で、精神病床に重度の認知症患者が入院した場合の報酬を手厚くし、受け入れ態勢を強化する。約76万人が介護施設に入所している認知症高齢者は、2002年で約149万人とされるが、15年には250万人に増えると見込まれ、受け皿を確保するのが狙い。ただ精神病床は介護態勢が十分とは言えず、生活の質の問題など課題もある。
診療報酬改定では、精神病床で重度の認知症患者を受け入れた場合、3カ月までに限って報酬を加算。急性期を中心に積極的に重度の認知症患者を受け入れる仕組みを導入した。
同省は「問題行動が激しいなど急性期の治療を手厚くするため」としている。

<酸素価格(CE)を0.2円から0.18円に引き下げ>
厚生労働省は4月1日からの酸素の価格を定置式液化酸素貯槽(CE)の価格をこれまでの1リットルあたり0.20円を0.18円に、離島新興法などの対象地域の酸素価格を0.30円を0.27円に、それぞれ引き下げた。

<食費の患者負担は1食260円>
厚生労働省は6日、4月からの入院時食事療養費の告示を改正し、1日3食を限度に1食単位で支払うことになった。入院時食事療養費はこれまで1日当たり1920円だったものを1食あたり640円に変更した。これに伴い、患者負担は1食当たり260円になり、3食で780円。これまでの1日あたり780円と変わらない。市町村民税非課税世帯で過去1年間の入院日数が90日を超えている場合は210円。市町村民税非課税世帯で、所得が一定水準以下で70歳以上の高齢者は1食あたり100円の負担となる。

<詳細な領収書の発行は実費相当>
厚生労働省は6日付けで、地方社会保険事務局、都道府県知事に対し4月以降、医療機関、保険薬局に診療などにかかった費用の領収書の発行を義務づける中で、より詳細の分かる領収書の発行が求められた場合の費用として、「実費相当とするなど、社会的に妥当適切な範囲とすることが適当であること」とする、通知を送付した。

<米沢の老人施設、介護保険給付費を不正請求>
山形県米沢市の介護付き有料老人ホーム「サンメイトきらら」が入所者男性に介護サービスを提供したように装い、米沢市に介護保険料を不正請求していたことが6日、分かった。山形県は3日、同施設に介護サービス事業所の指定を取り消す処分を通知した。処分は24日付。
関係者によると、「サンメイト―」は昨年9月から10月にかけて、実際には入所者男性が別の福祉施設に宿泊したのに、「サンメイト―」で入浴・排せつ・食事などの介助サービスを提供したと申告し、介護保険制度運営主体の米沢市に、約18万7000円を不正請求した。
また、実地調査に訪れた県置賜総合支庁の職員が、給食の配食数と入所者数が違うのに気付き、男性の在所を尋ねた際、施設職員が「いる」と虚偽の報告をした。
「サンメイト―」の運営法人「きらら」の稲毛正利社長は「男性を別施設に移したのは、施設内でトラブルが起きるのを避けるためだった。担当者が介護保険制度について安易に考えていた。処分を真摯(しんし)に受け止めたい」と話している。

(河北新報より)



[2006/03/07]
 介護福祉士養成見直し

<介護福祉士養成見直し・7月末をメドに検討>
厚生労働省は1月31日、第1回介護福祉士のあり方及びその養成プロセスの見直し等に関する検討会を開催した。
「介護福祉士及び介護福祉士法」が施行されて18年目を迎え、2005年12月末現在の介護福祉士登録者数は46万8078人にのぼる。一方、介護保険制度の創設などで福祉サービス量が急増、サービスの質の確保とそれに携わる人材の資質の向上が求められている。増加が懸念される認知症高齢者のケアを含め、介護福祉士の養成プロセスを見直す必要性が指摘されていた。
主な検討項目は、1・介護福祉士をめぐる現状と課題、2・期待される介護福祉サービスおよび介護福祉士像、3・資格取得方法におけるカリキュラム内容、4・資格取得方法の統一に向けた課題、5・その他 ― となっている。
今後は、月1回程度検討会を開催し、第3回会合までに1・2について検討を重ねる。4月上旬をメドに中間まとめを行う予定となっている。さらに第4回以降、3・4・5についての検討と論点の整理を行い、7月末までに最終まとめを行う見通しだ。

<05年世界医薬品売上高、武田15位にダウン>                          医薬調査・コンサルタントのデンドライトジャパン(大阪市)は、2005年の世界医薬品メーカーの売上高ランキング(速報版)をまとめた。スイス・ノバルティスが順位を6位から4位に上げる一方、主力品の不振に悩む米メルクが4位から7位に沈んだ。日本メーカーは武田薬品工業が14位から15位に順位を落とした。
アステラス製薬は17位、第一三共は19位。統合前の会社の売上高の合計をもとに試算した昨年の順位と比較するといずれも順位を落とした。
米ファイザーは首位を維持したが、売上高は4.0%マイナス。米ジョンソン・エンド・ジョンソンも横ばいで、主力製品が落ち込んでいる米大手の苦戦が目立つ。

日経産業新聞より)



[2006/03/06]
 情報提供9サービス(介護保険)

<情報の提供、来年度9サービス>
介護保険法の改正で4月からサービス事業所に義務付けられる「情報の公表」の費用について5〜6万円で検討している都道府県が多いことが本紙の調査でわかった。情報の公表センターは都道府県社会福祉協議会とするところが最多だ。来年度から実施されるのは訪問介護など9サービスで事業所数は全国で13万カ所程度と見込まれる。調査員は2人体制で延べ26万人になる調査員の確保が大きな課題となりそう。

<療養病床転換財源は医療保険で助成>
療養病床については、たびたび掲載してきた。2月 23 日に開かれた社会保障審議会医療部会において、委員から、病床転換については議論が尽くされていないとし、反対意見が噴出した。また、委員から特養やナーシングホームなどの案が出された。厚労省当局としては法案成立後、施行規則を改正し、転換促進を進めたい考えだ。

◆転換施設としてナーシングホームか?
介護療養型医療施設の廃止、医療保険型療養病床の再編成については、社会的入院問題、平均在院日数の短縮化と相俟って議論されてきた。社会的入院を解消するにあたっては、受け入れる介護施設のキャパシティが少なく、社会的入院を容認してきた経緯がある。経済財政諮問会議で提出された医療費の総額管理に対し、財界からは推進すべきとの提案を受けた。厚労省としては総額管理の提案は厳しいとの判断から、それに対応するものとして、医療費適正化計画のうち、平均在院日数の短縮(在宅医療の促進、病床転換)の道を選んだ。こうした経緯で医療費の削減目標へ進むこととなった。
介護保険制度は昨年、法改正し、介護予防、地域密着型など新しいサービスを盛り込んだ。介護療養型医療施設については、平成 24 年3月までに廃止し、介護需要に応えるため、介護サービス施設、居住系サービスへと転換し、療養病床を再編成する方針が、 2 月 10 日、医療制度改革関連法案として閣議決定された。
2月 23 日開かれた社会保障審議会医療部会では、事務当局の姿勢に「問題あり」との医療側の委員から反対意見が続出した。「平成 24 年には団塊の世代2700万人が、 65 歳以上高齢者となる。急激に増加する介護需要の時期に合わせたように療養病床を減らすのは疑問だ。」などの意見が噴出した。
一方、厚労省は「療養病床が全てなくなるのではなく、介護療養型医療施設を廃止し、医療保険型療養病床に受け入れることの確保を保障し、医療保険型の療養病床は変更せず、医療の必要度の高い患者が入院するため、看護配置標準を看護職員4:1、看護補助者4:1にする」と言うにとどめた。学識経験者委員が「医療法人が特養を作る道はあるのか」と問い質したのに対し、厚労省は「特養は社会福祉法人が主で、医療法人から転換できにくいことから、転換対象の考えをもっていない。」と述べるに留まった。
看護関係委員は、転換対象として上がっている老人保健施設、ケアハウス、有料老人ホーム、在宅療養支援拠点のほかに「看護と介護がメインとなるナーシングホーム」を組み入れてはどうかなどと迫った。

◆介護型 → 医療型、医療型 → 介護型、両方に経過措置
この日、提出された厚労省資料によると、法案成立後、改正医療法施行規則で、医療保険型療養病床は人員配置標準を看護職員4:1、看護補助者4:1と引き上げる。介護療養型医療施設は平成 24 年3月までに廃止し、経過的類型を創設する。将来的に老人保健施設や特定施設(有料老人ホーム、ケアハウス)への転換する経過措置として、医師、看護職員の配置が緩和された類型を創設すること(経過的介護療養型医療施設)。在宅復帰、在宅支援機能の充実を要件として、新たな介護報酬上の評価を創設することが3月上旬の介護給付費分科会で検討されることになっている。
また、医療保険型療養病床から介護療養型医療施設への移行経過措置として、「経過型介護療養型医療施設」と同様の人員配置を緩和する「介護保険移行病棟」を創設が、3月上旬、中医協で検討される予定。
具体的な内容は、医師の配置を最低 3 人から2人に緩和し、入院患者に応じた配置を 48 :1から 96 :1とする。看護職員の配置は現行の看護職員6:1、看護補助者6:1から緩和し、看護職員・看護補助者合わせて3:1、うち1/3以上は看護職員とする。
転換に係る必要な費用は、医療保険型療養病床では、医療保険財源で助成し、助成の創設までは医療提供体制施設整備交付金(都道府県交付金)のメニュー項目を活用し対応する。介護療養型医療施設は、市町村交付金で対応する。



[2006/03/03]
 利用者情報を路上に落とす

<利用者情報を路上に落とす・愛知の介護施設>
愛知県西春町の介護老人保健施設「洋洋園」(木村俊子施設長)の内部資料が、同町内の路上に落ちていたことが分かった。デイケア利用者の氏名、身体状態などが書かれ、持ち出し禁止の資料だが、職員が送迎の確認などに利用、誤って落としたらしい。
資料はA4判1枚で、裏表にデイケア2日分の利用者計52人の名前と、食事や入浴時の世話の仕方、要介護度、備考が一覧表の形式で印刷されていた。先月23日夜、同町内の民家の前に落ちているのを住民が見つけ、翌日、施設に連絡した。
備考欄には、利用者の身体状態のほか「エスケープ要注意」「他の利用者からあまり好かれていない」「ひやりハットNO1」などの表現もあり、拾った住民は「家族が読んだら、どんな気持ちになるか。管理がずさんすぎる」と憤っている。
同施設の説明では、デイケアの担当職員が介護のために使う資料で、勤務が終わるとシュレッダーにかけて処理する決まりだった。送迎の確認用には、住所、氏名、電話番号を記した別の資料があるが、落とした職員は内規を守らず外に持ち出したらしい。
同施設は再発防止のため、個人情報を含むすべての資料を持ち出さないよう職員に指示した。同施設は「資料の取り扱いに誤りがあった。利用者には申し訳ない」と話している。
洋洋園は、医療法人知邑(ちおう)舎が1999年に開設。介護保険で要介護、要支援の認定を得た人を対象に、入所(92床)、短期入所(4床)、デイケア(1日30人)のサービスをしている。

<廃止期限が延びることはない・厚労省・老健局>                         厚生労働省老健局老人保健課の桑島昭文課長補佐は2月28日、全日本病院協会と日本療養病床協会が開いた介護報酬改定説明会で療養病床の再編成について「介護療養病床の廃止期限は2012年3月末と法律に書き込まれる。廃止期限が伸びることはない。是非これまでに介護保険に行くか、医療保険に純化するか決めて欲しい」として、6年間で進路を確定する必要があるとして、医療機関の決断を求めた。